外国為替証拠金取引(FX)の取引会社を選ぶ際は、やはり手数料やスプレッド、スワップの金額など、利用者にとって「お得」なサービスを提供している会社を選びたくなるのが常だと思います。
でも、決して少なくない額の大切な資金を預けるわけですから、サービス以前に見極めなければならないポイントがいくつかあります。これらをふまえた上で、自身にあった最適な取引会社を選んでいただきたいと思います。
FXをはじめると、取引会社には多額の資金を預けることになると思います。しかし、取引会社も基本的には一般企業と同じで、倒産などのリスクを持っています。そのような場合にも、預けた資金をキチンと保全してくれる仕組みを持っているかどうかは、FX取引会社を選ぶ際の最も重要なポイントになります。ウェブサイトや資料請求でこうした点をしっかりチェックして取引会社を選びましょう。
預けた資産の保護という点では、預けた資金を信託銀行による信託保全で管理している業者や、財務体質などで金融庁の厳しい審査を通過した業者だけが参加できる「くりっく365」の業者がおすすめです。
外国為替証拠金取引(FX)では、オンライントレードのシステムの安定度も取引会社を選ぶ重要なポイントになります。短期的に為替レートが大きく動いてしまった場合、システムが不安定であれば、注文が殺到してシステム自体にログインできなくなることも起こりえます。そうなると、儲けのチャンスを逃したり、損切りのタイミングを逃すことにもなりかねません。システムの使いやすさも大事ですが、FXではシステムの安定度も重視する必要があります。取引システムの強いFX会社のページでは、多くのFXトレーダーの声からシステムが強いと評判のFX会社を紹介しています。参考にしてください。
外国為替証拠金取引(FX)取引は、98年の外国為替証拠金取引法の改正により可能になったサービスですが、当初は業者を取り締まる法律がなく、一部詐欺まがいの業者によるトラブルもありました。
そこで、2005年7月1日より施行された改正金融先物取引法により、外国為替証拠金取引を取り扱う会社は金融先物取引業の登録が義務付けられ、顧客保護が徹底されるようになりました。
改正金融先物取引法では、投資家保護のル−ルが厳しく定められており、顧客保護のためのコンプライアンスを遵守した運営体制、適正な営業行為等が求められるほか、顧客資産の分別管理、自己資本規制比率維持など財務上の健全性も強く求められています。
金融先物取引業者の登録を完了している取引会社は、こうした信頼性の基準を満たしているといえるので、HPや請求した資料の中に登録番号等があるか、確認することも大切です。
これらのポイントを確認した上で、手数料やシステムの使いやすさなどの条件を比較して、自身に合った取引会社を見つけるとよいでしょう。