非農業部門雇用者数(雇用統計)
米国経済の最重要指標のひとつで、一般に「雇用統計」と呼ばれるものは主にこの非農業部門雇用者数を指しています。
非農業部門雇用者数は、事業所調査による非農業部門に属する事業者の給与支払い帳簿をもとに集計された就業者数を示しています。失業率とは概念が異なり給与が支払われているか否かが基準となっているので、雇用情勢の実情を知るのに役立つと考えられています。集計数は業種別に分類され、特に製造業の就業者数には注目が集まります。月々で失業率と反対の結果になることもしばしばありますが、そのときはこの指標のほうが信頼できるとされています。